複合系計画論II


教科書: A藤垣裕子著、「専門知と公共性」、東京大学出版会、2003年

準教科書:B藤垣裕子編、「科学技術社会論の技法」、東京大学出版会、2005年

参考書: C藤垣裕子、廣野喜幸編、「科学コミュニケーション論」、東京大学出版会、2008年

第1回 ガイダンス、講義の概略、成績判定とレポート

講義1:現代社会と科学技術の諸問題

第2回 講義2:タコツボ化のメカニズム
    

専門主義の源泉

教科書A1〜3章

第3回 講義3:科学と社会が出会うとき
    

科学的合理性と社会的合理性

教科書A4,5章

第4回 講義4:知識政治学

公共空間論、専門家と市民、フレーミング、社会構成主義、状況依存性

教科書A4,6,7章

第5回 講義5:「参加」のしくみ

民主主義と科学

教科書A8,9章

第6回 講義6:責任境界

教科書A10章

第7回 講義7:事例分析の例

教科書B

第8回 講義8:科学コミュニケーション論

教科書C

第9回 発表会1
第10回 発表会2
第11回 発表会3

単位の認定=レポート

<レポート課題>

科学技術と社会との接点で発生している問題の1つの事例を選び、授業で扱ったコンセプト(例:科学的合理性と社会的合理性、妥当性境界、状況依存性、変数結節など)を用いて、分析せよ。 論述の根拠として用いた資料、文献、記事、記録などは引用、参照の形でまず文中に示し、(例:米本、1999、あるいは朝日新聞○月X日朝刊、2000、など)レポートの最後に必ず参照文献のリストを添付のこと。

分量:A4で5枚以上

<事例分析の手順>

  1. テーマを選ぶ(公共空間のなかで科学技術をめぐっておこなわれている争点を1つ選択)
  2. 事実を記述してみよう
  3. 論点を可視化してみよう。
  4. 問題自体を構成しなおしてみよう。
  5. 使うべき資料:政策文書、地方公共団体の文書、国際交渉の記録、市民運動の活動記録、webページ、新聞記事、書籍など

参考)過去レポートの分布


藤垣裕子

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last updated: Apr. 24, 2002